評論家、日本近代史家の渡辺京二(わたなべ・きょうじ)さんが12月25日に亡くなりました。92歳でした。
京都府出身。法政大卒業後、書評紙の編集者を経て、両親のふるさとである熊本県で1965年に雑誌『熊本風土記』を創刊。「水俣病を告発する会」を結成して水俣病の患者の支援活動にも携わりました。
近代日本を描いた著作を多数執筆し、1979年に『北一輝』で毎日出版文化賞、1999年に代表作である『逝きし世の面影』で和辻哲郎文化賞を受賞。
また、編集者として、『苦海浄土』で知られる作家の石牟礼道子(いしむれ・みちこ)さんを支えました。
渡辺京二さんを追悼し、著作をご紹介します。
展示資料
- 『渡辺京二コレクション 1』
- 渡辺/京二‖著,筑摩書房,2011.6,当館請求記号:081.6/P 1
- 『渡辺京二コレクション 2』
- 渡辺/京二‖著,筑摩書房,2011.7,当館請求記号:081.6/P 1
- 『江戸という幻景』
- 渡辺/京二‖著,弦書房,2004.6,当館請求記号:210.5/N 4
- 『黒船前夜』
- 渡辺/京二‖著,洋泉社,2010.2,当館請求記号:210.55/P 0
- 『逝きし世の面影』
- 渡辺/京二‖著,葦書房,1998.9,当館請求記号:R210.58/M 8
- 『逝きし世の面影』
- 渡辺/京二‖著,平凡社,2005.9,当館請求記号:210.58/N 5
- 『幻影の明治』
- 渡辺/京二‖著,平凡社,2018.8,当館請求記号:210.6/P 8
- 『神風連とその時代』
- 渡辺/京二‖著,洋泉社,2006.6,当館請求記号:R210.62/N 6
- 『北一輝』
- 渡辺 京二∥著,朝日新聞社,1978.11,当館請求記号:289.1/KI61
- 『死民と日常』
- 渡辺/京二‖著,弦書房,2017.11,当館請求記号:493.152/P 7
- 『預言の哀しみ』
- 渡辺/京二‖著,弦書房,2018.11,当館請求記号:910.268/P 8
- 『無名の人生』
- 渡辺/京二‖著,文藝春秋,2014.8,当館請求記号:914.6/P 4