作家の大江健三郎(おおえ・けんざぶろう)さんが3月3日に亡くなりました。88歳でした。

愛媛県出身。東京大学文学部に在学中の1958年に『飼育』で芥川賞を受賞。『個人的な体験』(1964年)で新潮社文学賞、『万延元年のフットボール』(1967年)で谷崎潤一郎賞を受賞するなど、国内の主要な文学賞を多く受賞しました。

1994年には、川端康成に続いて日本人としては2人目となるノーベル文学賞を受章し、受賞講演を収録した『あいまいな日本の私』が話題となりました。

評論も積極的に発表し、広島で取材した被爆者や医師の姿を描いた『ヒロシマ・ノート』はベストセラーになりました。

大江健三郎さんを追悼し、著作を御紹介します。

展示資料

『晩年様式集(イン・レイト・スタイル)』
大江/健三郎‖著,講談社,2013.10,当館請求記号:/O 18
『大江健三郎自選短篇』
大江/健三郎‖作,岩波書店,2014.8,当館請求記号:/O 18
『大江健三郎小説 1』
大江/健三郎‖著,新潮社,1996.5,当館請求記号:/O 18
『大江健三郎小説 7』
大江/健三郎‖著,新潮社,1996.12,当館請求記号:/O 18
『大江健三郎全小説 5』
大江/健三郎‖著,講談社,2018.10,当館請求記号:/O 18
『大江健三郎全小説 7』
大江/健三郎‖著,講談社,2018.7,当館請求記号:/O 18
『キルプの軍団』
大江/健三郎‖作,岩波書店,2018.5,当館請求記号:/O 18
『大江健三郎作家自身を語る』
大江/健三郎‖著,新潮社,2013.12,当館請求記号:910.268/P 3
『私という小説家の作り方』
大江/健三郎‖著,新潮社,1998.4,当館請求記号:910.28/M 8
『あいまいな日本の私』
大江/健三郎‖著,岩波書店,1995.1,当館請求記号:914.6/N 2
『読む人間』
大江/健三郎‖著,集英社,2007.7,当館請求記号:914.6/N 7
『定義集』
大江/健三郎‖著,朝日新聞出版,2012.7,当館請求記号:914.6/P 2
『ヒロシマ・ノート』
大江 健三郎∥[著],岩波書店,1980,当館請求記号:915.9/M 1

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