歌人の岡野弘彦(おかの・ひろひこ)さんが4月24日に亡くなりました。101歳でした。
岡野さんは、1924生、三重県に生まれました。
神主の長男で、国学院大学文学部予科に進み、召集を受けます。戦後、民俗学者の折口信夫(釈 迢空)に師事し、『折口信夫全集』の編集にも参加しました。
伝統を重んじた端正な作風の歌で知られます。1968年には第1歌集『冬の家族』が現代歌人協会賞を受け、73年には『滄浪歌』で迢空賞を受賞、ほか、著書に和辻哲郎文化賞を受賞した『折口信夫伝 その思想と学問』などが有名です。
79年には宮中歌会始の選者となり、83年からは宮内庁御用掛として、昭和天皇をはじめとする、皇室の和歌の相談役を24年間務めました。
88年に歌集「天の鶴群」で読売文学賞を受け、のち同賞選考委員となります。読売歌壇選者、国学院大名誉教授、国学院大栃木短期大学長、日本学術院会員と、日本の文化界を支える人物のひとりでもありました。
岡野さんを追悼して、著作と関連資料を紹介します。
展示資料
- 『神がみの座』
- 岡野 弘彦∥著,淡交社,1985.1,当館請求記号:175.9/L 5
- 『最後の弟子が語る折口信夫』
- 岡野/弘彦‖著,平凡社,2019.7,当館請求記号:910.268/P 9
- 『折口信夫の晩年』
- 岡野 弘彦,中央公論社,1969,当館請求記号:910.28/J 9
- 『折口信夫伝』
- 岡野/弘彦‖著,中央公論新社,2000.9,当館請求記号:910.28/N 0
- 『折口信夫必携』
- 岡野 弘彦∥編,学灯社,1993.06,当館請求記号:910.8/M 3
- 『歌を恋うる歌』
- 岡野/弘彦‖著,中央公論社,1990.10,当館請求記号:911.109/M 0
- 『現代歌人』
- 岡野 弘彦∥[ほか]編,桜楓社,1982.1,当館請求記号:911.162/L 0
- 『岡野弘彦インタビュー集』
- 岡野/弘彦∥編著,本阿弥書店,2020.7,当館請求記号:911.162/Q 0
- 『岡野弘彦歌集』
- 岡野 弘彦∥著,国文社,1979,当館請求記号:911.168/K 9
- 『石打てば石』
- 岡野 弘彦∥著,短歌新聞社,1976,当館請求記号:911.168/L 0
- 『おほうなばら』
- 昭和天皇‖[著],読売新聞社,1990.10,当館請求記号:R911.168/M 0
- 『おほみやびうた』
- 大正天皇‖[著],邑心文庫,2002.10,当館請求記号:911.168/N 2
- 『美しく愛しき日本』
- 岡野/弘彦‖著,角川書店,2012.3,当館請求記号:911.168/P 2
- 『釈迢空全歌集』
- 折口/信夫‖著,KADOKAWA,2016.6,当館請求記号:911.168/P 6
- 『岡野弘彦全歌集』
- 岡野/弘彦‖著,青磁社,2021.12,当館請求記号:911.168/Q 1
- 『歌仙の愉しみ』
- 大岡/信‖著,岩波書店,2008.3,当館請求記号:911.38/N 8
- 『日本の心と源氏物語』
- 岡野/弘彦‖編,思文閣出版,2009.12,当館請求記号:913.36/N 8
- 『花幾年』
- 岡野 弘彦∥著,牧羊社,1987.7,当館請求記号:914.6/L 1

