作家の佐藤愛子(さとう・あいこ)さんが4月29日に亡くなりました。102歳でした。

佐藤さんは1923年に大阪で生まれました。

戦時中に母の勧めで習作を始め、1950年には同人雑誌「文芸首都」へ加わります。共に活動した人物に、なだいなだ、北杜夫などがいます。

59年には自伝小説『愛子』を出版して注目を集め、63年には自身を悪妻として描いた『ソクラテスの妻』で芥川賞候補に選ばれます。

69年には夫の借金返済に追われる体験をもとにした『戦いすんで日が暮れて』で直木賞を、79年には『幸福の絵』で女流文学賞を受賞しました。

また、89年から2000年にかけて連載した『血脈』で菊池寛賞を、14年には元夫との出会いから別れまでを描いた長編『晩鐘(ばんしょう)』を刊行し、紫式部文学賞を受賞しています。

16年に刊行したエッセイ『九十歳。何がめでたい』はベストセラーとなり映画化もされました。このほかにも多数の著書があります。

なお、父は作家の佐藤紅緑(さとう・こうろく)、異母兄は詩人のサトウハチローです。

佐藤さんを追悼して、著作や関連書籍を紹介します。

展示資料

『愛子』
佐藤愛子∥著,読売新聞社,1979.06,当館請求記号:/SA85
『風の行方 上』
佐藤/愛子‖著,毎日新聞社,1997.8,当館請求記号:/SA85
『風の行方 下』
佐藤/愛子‖著,毎日新聞社,1997.8,当館請求記号:/SA85
『血脈 上』
佐藤/愛子‖著,文芸春秋,2001.1,当館請求記号:/SA85
『血脈 中』
佐藤/愛子‖著,文芸春秋,2001.2,当館請求記号:/SA85
『血脈 下』
佐藤/愛子‖著,文芸春秋,2001.3,当館請求記号:/SA85
『幸福の絵』
佐藤 愛子∥著,新潮社,1980,当館請求記号:/SA85
『戦いすんで日が暮れて 上』
佐藤/愛子‖著,埼玉福祉会,2007.5,当館請求記号:/Sa85
『戦いすんで日が暮れて 下』
佐藤/愛子‖著,埼玉福祉会,2007.5,当館請求記号:/Sa85
『晩鐘』
佐藤/愛子‖著,文藝春秋,2014.12,当館請求記号:/Sa85
『佐藤愛子の世界』
文藝春秋,2021.7,当館請求記号:910.268/Q 1
『我が老後』
佐藤/愛子‖著,文芸春秋,1993.6,当館請求記号:914.6/M 3
『九十歳。何がめでたい』
佐藤/愛子‖著,小学館,2016.8,当館請求記号:914.6/P 6
『孫と私の小さな歴史』
佐藤/愛子‖著,文藝春秋,2016.1,当館請求記号:914.6/P 6
『人生は美しいことだけ憶えていればいい』
佐藤/愛子‖著,PHP研究所,2019.4,当館請求記号:914.6/P 9
『九十八歳。戦いやまず日は暮れず』
佐藤/愛子‖著,小学館,2021.8,当館請求記号:914.6/Q 1
『百一歳。終着駅のその先へ』
佐藤/愛子‖著,中央公論新社,2025.3,当館請求記号:914.6/Q 5

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