作家の黒井千次(くろい・せんじ、本名は長部舜二郎 おさべ・しゅんじろう)さんが、10月12日に亡くなりました。94歳でした。
黒井さんは、1932年に東京都で生まれました。
小説の執筆は、都立西高時代に同人誌で書き始めたのがきっかけで、東京大学経済学部卒業後は、自動車メーカーの富士重工業(現SUBARU)で働く傍ら、創作にも励みました。
古井由吉(ふるい・よしきち)や後藤明生(ごとう・めいせい)らとともに、当時の学生運動などから距離を置いて、現代人の内面を緻密に描く「内向の世代」として知られ、その作品には、『穴と空』(68年)や『時間』(69年)のほか、『群棲(ぐんせい)』(84年に谷崎潤一郎賞)、『カーテンコール』(95年に読売文学賞)、『羽根と翼』(2001年に毎日芸術賞)、『一日 夢の柵』(06年に野間文芸賞)などがあります。
後進作家の発掘にも尽力し、87年から12年まで芥川賞選考委員を、02年から06年まで日本文芸家協会理事長、14年から20年まで日本芸術院長を務めました。
08年には旭日中綬章を受章し、14年には文化功労者に選ばれています。
黒井さんを追悼し、著作や関連資料をご紹介します。
展示資料
- 『作家たちの萩 下巻』
- 高木/正煕∥著,萩ものがたり,2010.4,当館請求記号:Y910/P 0
- 『一日 夢の栅』
- 黒井/千次‖著,講談社,2006.1,当館請求記号:/Ku73
- 『噓吐き』
- 黒井/千次‖著,新潮社,1995.10,当館請求記号:/KU73
- 『美しき繭』
- 黒井 千次∥著,北洋社,1977,当館請求記号:/KU73
- 『横断歩道』
- 黒井/千次‖著,潮出版社,2002.2,当館請求記号:/KU73
- 『カーテンコール』
- 黒井/千次‖著,講談社,1994.9,当館請求記号:/KU73
- 『群棲』
- 黒井 千次∥著,講談社,1984.04,当館請求記号:/KU73
- 『高く手を振る日』
- 黒井/千次‖著,新潮社,2010.3,当館請求記号:/Ku73
- 『たまらん坂』
- 黒井 千次∥著,福武書店,1988.7,当館請求記号:/KU73
- 『時の鎖』
- 黒井/千次‖著,新潮社,1970,当館請求記号:/KU73
- 『羽根と翼』
- 黒井/千次‖著,講談社,2000.7,当館請求記号:/KU73
- 『春の道標』
- 黒井 千次∥著,新潮社,1981.2,当館請求記号:/KU73
- 『日の砦』
- 黒井/千次‖著,講談社,2004.8,当館請求記号:/Ku73
- 『星からの1通話』
- 黒井 千次∥著,講談社,1984.9,当館請求記号:/KU73
- 『夜のぬいぐるみ』
- 黒井 千次∥著,冬樹社,1973,当館請求記号:/KU73
- 『働くということ』
- 黒井 千次∥著,講談社,1982.3,当館請求記号:366/P 9
- 『日本の名随筆 78』
- 作品社,1989.4,当館請求記号:914.6/L 3
- 『老いのかたち』
- 黒井/千次‖著,中央公論新社,2010.4,当館請求記号:914.6/P 0
- 『老いの味わい』
- 黒井/千次‖著,中央公論新社,2014.10,当館請求記号:914.6/P 4
- 『老いのゆくえ』
- 黒井/千次‖著,中央公論新社,2019.6,当館請求記号:914.6/P 9
- 『筑摩現代文学大系 96』
- 筑摩書房,1980,当館請求記号:918.6/L 4

