今年は、124年ぶりに2月2日が節分になる年です。
節分の豆まきは古くは「追儺(ついな)」や「鬼やらい」といわれ、「文武天皇の慶雲3(706)年、諸国に流行した疫病を祓うために行なった「大儺い(おおなやらい)」がそのはじまり、と伝わる」(参考文献:『47都道府県・伝統行事百科』丸善出版)ともされています。
疫病などの目に見えない禍にも置き換えられる「鬼」ですが、一方では、各地の伝承や、現代のマンガや物語にも多く登場し、研究書も出版されるなど、人々の好奇心をそそる存在でもあるようです。今回の展示では、その魅力のわかる本をご紹介します。
展示資料
- 『魔術』
- 芥川/龍之介‖著,彩流社,2018.12,当館請求記号:/A 39
- 『鬼と悪魔の神話学』
- 吉田/敦彦‖著,青土社,2006.5,当館請求記号:164/N 6
- 『鬼の系譜』
- 中村/光行‖著,五月書房,1989.12,当館請求記号:385.1/L 9
- 『鬼の日本史 上』
- 沢/史生‖著,彩流社,1990.6,当館請求記号:385.1/M 0
- 『鬼の日本史 下』
- 沢/史生‖著,彩流社,1990.7,当館請求記号:385.1/M 0
- 『オニ考』
- 山口/建治‖著,辺境社,2016.3,当館請求記号:387/P 6
- 『鬼ものがたり』
- かたおかしろう∥著,有文社,1976,当館請求記号:388.1/K 6
- 『桃太郎の運命』
- 鳥越 信∥著,日本放送出版協会,1983.5,当館請求記号:388.1/L 3
- 『どこかで鬼の話』
- 奥田/継夫‖著,人文書院,1990.10,当館請求記号:388.1/M 0
- 『酒呑童子の誕生』
- 高橋/昌明‖著,中央公論社,1992.6,当館請求記号:388.1/M 2
- 『日本「鬼」総覧』
- 新人物往来社,1995.01,当館請求記号:388.1/M 5
- 『鬼の伝説』
- 邦光/史郎‖著,集英社,1996.5,当館請求記号:388.1/M 6
- 『酒呑童子の首』
- 小松/和彦‖著,せりか書房,1997.4,当館請求記号:388.1/M 7
- 『鬼の宇宙誌』
- 倉本/四郎‖著,平凡社,1998.9,当館請求記号:388.1/M 8
- 『鬼の復権』
- 萩原/秀三郎‖著,吉川弘文館,2004.2,当館請求記号:388.1/N 4
- 『鬼の風土記』
- 服部/邦夫‖著,青弓社,2006.8,当館請求記号:388.1/N 6
- 『桃太郎と太閤さん』
- 前田/晴人‖著,新人物往来社,2012.1,当館請求記号:388.1/P 2
- 『鬼の話 上』
- 文/彦生‖編,青土社,1997.12,当館請求記号:388.22/M 7
- 『鬼の話 下』
- 文/彦生‖編,青土社,1997.12,当館請求記号:388.22/M 7
- 『百鬼夜行絵巻の謎』
- 小松/和彦‖著,集英社,2008.12,当館請求記号:721.2/N 8
- 『妖怪絵巻』
- 小松/和彦‖監修,平凡社,2010.7,当館請求記号:721.2/P 0
- 『図説地獄絵の世界』
- 小栗栖/健治‖著,河出書房新社,2013.7,当館請求記号:721.2/P 3
- 『地獄絵』
- 加須屋/誠‖[編]著,講談社,2019.12,当館請求記号:721.2/P 9
- 『鬼神』
- 高田/實知哉‖著,Moon Press,2005.10,当館請求記号:748/N 5
- 『鬼瓦 [正]』
- 玉田/芳蔵‖著,東京書籍,2000.4,当館請求記号:751.4/N 0
- 『鬼瓦 続』
- 玉田/芳蔵‖著,東京書籍,2009.5,当館請求記号:751.4/N 0
- 『鬼瓦お遍路』
- 富山/弘毅‖著,幻冬舎ルネッサンス,2014.6,当館請求記号:751.4/P 4
- 『都道府県別にっぽんオニ図鑑』
- 山崎/敬子‖ぶん,じゃこめてい出版,2019.4,当館請求記号:J/388
- 『桃太郎は盗人なのか?』
- 倉持/よつば‖著,新日本出版社,2019.9,当館請求記号:J/388
- 『鬼ともののけの文化史』
- 笹間/良彦‖著,遊子館,2005.11,当館請求記号:JR388.1/N 5