歴史学者で、滋賀県立大学名誉教授の脇田晴子(わきた・はるこ)さんが9月27日に亡くなりました。82歳でした。
兵庫県出身、京都大学大学院で博士課程を修了後、鳴門教育大学、大阪外国語大学、滋賀県立大学等で教鞭をとり、石川県立歴史博物館館長も務めました。
日本中世史を専攻し、特に中世日本の商業史、女性史、芸能史などで優れた業績を上げたことが評価され、2010年には文化勲章を受章しています。また、優れた女性史研究の成果をたたえる「女性史学賞」(2006~)の創設に携わるなど、後進の育成にも尽力しました。
脇田晴子さんを追悼し、著書をご紹介します。
書名 | 著者名 | 出版者 | 出版年 | 請求記号 |
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アイデンティティ・周縁・媒介 <日本社会>日仏共同研究プロジェクト | 脇田/晴子‖編 | 吉川弘文館 | 2000.8 | 210.04/N 0 |
大系日本の歴史 7 | 永原 慶二∥[ほか]編集 | 小学館 | 1988.8 | 210.1/L 7 |
日本中世都市論 | 脇田 晴子∥著 | 東京大学出版会 | 1981.6 | 210.4/L 1 |
室町時代 | 脇田 晴子∥著 | 中央公論社 | 1985.9 | 210.46/L 5 |
物語京都の歴史 花の都の二千年 | 脇田/修‖著 | 中央公論新社 | 2008.1 | 216.2/N 8 |
日本中世被差別民の研究 | 脇田/晴子‖著 | 岩波書店 | 2002.10 | 361.86/N 2 |
母性を問う 上 歴史的変遷 | 脇田 晴子∥編 | 人文書院 | 1985.11 | R367.21/L 5 |
母性を問う 下 歴史的変遷 | 脇田 晴子∥編 | 人文書院 | 1985.12 | R367.21/L 5 |
日本女性史 | 脇田 晴子∥[ほか]編 | 吉川弘文館 | 1987.8 | R367.21/L 7 |
日本中世女性史の研究 性別役割分担と母性・家政・性愛 | 脇田/晴子‖著 | 東京大学出版会 | 1992.5 | R367.21/M 2 |
ジェンダーの日本史 上 | 脇田/晴子‖編 | 東京大学出版会 | 1994.11 | R367.21/M 4 |
ジェンダーの日本史 下 | 脇田/晴子‖編 | 東京大学出版会 | 1995.1 | R367.21/M 4 |
中世に生きる女たち | 脇田/晴子‖著 | 岩波書店 | 1995.2 | 367.21/M 5 |
中世京都と祇園祭 疫神と都市の生活 | 脇田/晴子‖著 | 中央公論新社 | 1999.6 | 385.2/M 9 |
日本中世商業発達史の研究 | 脇田晴子∥著 | 御茶の水書房 | 1977.10 | R672.1/K 7 |
女性芸能の源流 傀儡子・曲舞・白拍子 | 脇田/晴子‖著 | 角川書店 | 2001.10 | 772.1/N 1 |
能楽からみた中世 | 脇田/晴子‖著 | 東京大学出版会 | 2013.5 | 773.2/P 3 |