図書館憲章(OUR CREDO)

山口県立山口図書館では、県民の皆様への図書館サービスの一層の向上にむけて、職員の心がける信条として、下記のとおり図書館憲章(呼称「アワ・クレド」)を制定しました。

この憲章は、全職員が常に携帯し、日々のサービスに努めます。

皆様の御来館を心よりお待ちしております。

制定日:平成23年2月1日、改訂:平成26年10月3日、平成28年3月31日

山口県立山口図書館 図書館憲章(OUR CREDO)

私たちの使命

私たち、山口県立山口図書館は、県民と「知識・情報」をつなぎ、地域文化の創造と継承および人づくりのための県域の拠点となります。

  • 山口県立山口図書館は、地域文化づくりの拠点となります。
  • 山口県立山口図書館は、人づくりの拠点となります。
  • 山口県立山口図書館は、ネットワークづくりの拠点となります。

モットー

私たちの使命を果たすため、次のことをモットーとして、業務に取り組みます。

(1)私たちは、図書館のプロとしての誇りと謙虚さを意識して、サービスを行います。

(2)私たちは、たとえささいだと思われることであっても、仕事の重みを感じながら、ひとつひとつの業務を大切に行います。

(3)私たちは、和やかな笑顔とやさしい言葉使いで語りかけます。

(4)私たちは、山口県立山口図書館を利用するすべての方々に対し感謝し、より良いサービスができるように常に考え続けます。

12のスタンダード

日々の業務において、次の12項目をスタンダードとして、常に心がけていきます。

1.利用者は、何を求めて来館されたのでしょうか。何を得たいと思っているのでしょうか。利用者の思いを想像してみてください。それがサービスの第一歩です。(想像力)

2.利用者の思いを聞いてみましょう。私たちから声をかけるのもいいでしょう。利用者の言葉にじっくり耳を傾ければ、求めていることが必ず分かります。聞き上手が良いサービスにつながります。(傾聴力)

3.利用者は、求めたいことが分かっていても、それがどのように得られるのか迷っているかもしれません。利用者は自分の貴重な時間を図書館で過ごしています。私たちは、利用者の時間を大切にし、どのような方法で迅速に得られるのか、利用者と共に考えます。(共感力・迅速力)

4.多くの利用者が訪れる図書館では、予想外の事が起こるかもしれません。そのような時は現状の把握と、迅速な対応が求められます。臆病にならず慎重に全体を見渡してみましょう。必ず解決できます。(状況判断力)

5.図書館は様々な人々が利用できる場所です。男性女性、大人子供、様々な障害をお持ちの方などが、平等に利用できます。しかし、求められるものは千差万別です。私たちは、利用者の求めを見極め、それに応じた対応を行います。(対応力)

6.利用者は、自分の思いがうまく伝わらないことで、緊張しているかもしれません。私たちの和やかな笑顔とやさしい言葉使いが、その緊張をほぐします。利用者の安心感は図書館への信頼感へとつながります。(和顔愛語)

7.利用者は、私たちの外見も見ています。図書館サービスを行うのにふさわしい身だしなみは大切です。清潔感を感じる身だしなみと立ち居振る舞い、そして心のこもった挨拶は、利用者に、また利用したいという気持ちを生みます。(身だしなみ・挨拶)

8.利用者の思いを聞くうちに、プライベートな部分が見えてくるかもしれません。私たちを信頼しているからこそ話してくれるのです。だからこそ、利用者のプライバシーを厳守し、図書館への信頼感を高めていきます。(プライバシーの厳守)

9.利用者は、私たちと図書館という空間を共有しています。私たちにとって当たり前の空間が、利用者に不快感を与えてはいませんか。私たちは、どんな時も清潔、快適さを保つとともに、利用者の安全を担っていることを常に意識し、共に心地よい図書館という環境を整えます。(快適・安全な空間)

10.利用者の求めているものをどのように提供したらいいのでしょうか。しかも的確に迅速に。そのためには資料・情報に精通した、図書館のプロとしての専門知識が必要です。私たちは、ひとつひとつの仕事を積み重ねて専門性を培うことを心がけます。(専門性)

11.図書館では様々なキャリアの職員が働いています。図書館の使命や自分の役割・責任を自覚するとともに、お互いの仕事を理解しましょう。全員がより良い図書館サービスを行うことを目的に協力しあえば、どのような状況でも、必ず問題は解決されます。(チームワーク)

12.毎日行われている業務が、私たちと図書館を育てます。毎日の仕事の成果を明日の糧として継承するとともに、反省・改善のための材料としても、充分に活用します。(成果の蓄積と継承)