兼常清佐について調べる(調べ方案内・やまぐちの文学者編No.019)

作成日:2026年1月23日、公開日:2026年7月14日

兼常清佐の作品を読んだり、彼について調べたりするための、基本的な資料をご紹介します。

ここで取り上げた資料は2階の「ふるさと山口文学ギャラリー」「山口県文学」の本棚や、書庫にあります。

この他にも、関係する資料があります。くわしくは、カウンターの職員にお尋ねください。

なお、この調べ方案内の印刷用ファイルはこちら(PDF,270KB)です。ダウンロードしてご利用ください。

人物紹介

兼常かねつね清佐きよすけ
生没年:1885-1957、ジャンル:評論・随筆、ゆかりの地:萩市

大正から昭和にかけて活躍した音楽学者、評論家。

明治18年11月22日、阿武郡萩町土原に生まれる。京都帝国大学哲学科大学院まで進んだのち、東京音楽学校でピアノを学び、ドイツへ留学して作曲と音響心理学を修め、帰国後に博士号を取得した。

音楽、文学、歴史、数学や物理学など多岐にわたる分野で学際的な活動を行い、多くの評論・随筆を残した。また、未完に終わったが民謡の研究でも知られる。

昭和32年4月24日没、72歳。

参考文献:『やまぐちの文学者たち 追補版』(やまぐち文学回廊構想推進協議会 編集・発行 2019 請求記号:Y910/P 9)

資料紹介

主な伝記

『兼常清佐』(三好健二 著, 萩ものがたり, 2015.11, 請求記号:Y289/Ka54)
萩時代(幼・少・青年期)の様子を中心に、ゆかりの人物などを紹介した小冊子形式の伝記。略年譜あり。
『兼常清佐』を県内図書館から探す。
『未完の独奏』(兼常清佐 著, 大空社, 1996.4, 請求記号:Y760/M 6)
兼常の同名の自伝の復刻版。幼少期からの半生を綴ったもの。
『未完の独奏』を県内図書館から探す。
『音楽格闘家兼常清佐の生涯』(蒲生美津子 著, 大空社, 2013.11, 請求記号:Y762/P 3)
兼常の研究者による詳細な伝記。兼常の手紙や年譜を収録し、索引や参考文献が充実している。
『音楽格闘家兼常清佐の生涯』を県内図書館から探す。

作品集など

『音楽と生活』(兼常清佐 [著], 岩波書店, 1992.9, 請求記号:Y760/M 9)
兼常の同名随筆集を文庫化したもの。音楽や人物、好きだったビールのことなどを綴った随筆を収録。
『音楽と生活』を県内図書館から探す。
『兼常清佐遺作集 上卷』『同 下卷』(兼常清佐 著, 中央公論社事業出版, 1960.11, 請求記号:R760.4/J 0)
兼常の没後に、遺稿をまとめて刊行したもの。上巻に民謡関係、下巻にピアノ関係の著作と日記・書簡の一部を収録。
『兼常清佐遺作集』を県内図書館から探す。
『兼常清佐著作集』(兼常清佐 著, 大空社, 2008.6, 請求記号:R760.8/N 8)
兼常の主要な著作をまとめた著作集。全16巻。別巻には、総目次、解題と、兼常を論じた論文や評伝、著述目録・年譜を収録している。
『兼常清佐著作集』を県内図書館から探す。

研究書など

『近代日本における音楽観』(蒲生美津子 [ほか]著, 蒲生美津子, 2007.2, 請求記号:Y760/N 7)
兼常の研究者による研究成果報告書。兼常についての研究論文や、遺品、蔵書などの目録を収録。
『近代日本における音楽観』を県内図書館から探す。
“国立国会図書館サーチ”(国立国会図書館)
国立国会図書館、都道府県立・政令指定都市立図書館、大学図書館などの蔵書や、雑誌記事、デジタル化資料などを広く検索できるウェブサイト。兼常に関する資料を広く探すことができる。

文学館・史跡など

“萩博物館”(萩市)
兼常に関する資料や自筆原稿などを所蔵している。その概要は、前掲『近代日本における音楽観』p67-71に記載がある。

このほか、当館ウェブサイトや館内の蔵書検索機の「なんでも検索」で「兼常清佐」と入力して検索すると、関係する資料を幅広く探せます。

ウェブサイトの最終確認日:2026年7月14日

お問い合わせ先
山口県立山口図書館 総合サービスグループ
TEL:083-924-2114(調査・相談)
FAX:083-932-2817
メールによる調査相談のお申込みはこちらです。