山口県の気象情報・記録について調べる(調べ方案内No.32)

山口県の過去の気象データや観測記録を調べるための資料をご紹介します。主な資料は2階山口県資料コーナーにあります。発行年が古い資料は書庫にある場合もありますので、調査相談カウンターにご相談ください。

なお、この調べ方案内の印刷用ファイルはこちら(PDF,187.6KB)です。ダウンロードしてご利用下さい。

山口県の気象データについて調べる

『山口県気象月報』(下関地方気象台、請求記号:Y451/H 0)
山口県内の観測所で観測された毎日の降水量、気温、風向・風速、日照時間をまとめたもので、毎月発行されています。昭和15年(1940)1月から所蔵していますが、昭和37年(1962)までは欠号が多くなっています。
過去1年間分は下関地方気象台のサイトで見ることもできます。

山口県農業気象速報(旬報)(下関地方気象台ウェブサイト)
気象に起因する農業災害の防止・軽減、気象の利用による農業技術の合理化及び農業生産性の向上を図ることを目的に、下関地方気象台が毎旬発行するもので、下関地方気象台の以下のサイトで3号分公開されています。気象概況、天候の特徴、天気経過、気温、降水量、日照時間等の平年差又は平年比の速報値が記載されています。
『山口県気象累年報』(下関地方気象台編、山口県、1960、請求記号:Y451/J 0)
下関地方気象台・防府測候所・萩測候所及び県内の主要観測所が創設されてから昭和33年(1958)までの観測データと統計が収録されています。「下関の毎年毎日気象表」では、下関で観測された明治16年(1883)からの毎日の気温、降水量、湿度、天気などがまとめられています。
『山口県の統計百年』(山口県、1968、請求記号:Y350/J 8)
統計編の「気象」に、明治16年(1883)から昭和41年(1966)までの下関の月別平均気温・月別最高気温・月別最低気温・月別降水量と、明治27年(1894)から昭和41年(1966)までの観測所別年平均最高気温・年平均最低気温、明治27年(1894)から昭和40年(1965)までの観測所別年間降水量が掲載されています。
『山口県の気象100年』(下関地方気象台、1983、請求記号:Y451/L 3)
主として下関地方気象台(下関測候所)で観測された気象データの昭和55年(1980)までのものを収録しています。日別降水量のほか、月平均気温、月平均湿度、月平均風速、月平均雲量、月間日照時間、月降水量などの月別気象値、順位表や霧・霜・降雪など月別日数等を調べることができるほか、下関地方気象台の沿革と業務別変遷が記されています。
過去の気象データ検索(気象庁ウェブサイト)
全国の観測所で観測された降水量、気温、風向・風速、日照時間、積雪量などのデータを検索することができます。年ごと、3か月ごと、月ごと、旬ごと、半旬ごと、日ごと、1時間ごと、10分ごとの値や平年値のデータを表示させることができます。また、観測地点ごとに観測史上のランキングも見ることができます。
山口県内の観測地点は以下のページから選ぶことができます。

山口県の気象の記録について調べる

『山口県災異誌』(下関測候所、1953、請求記号Y211/I 3)
「第3編災害誌」で欽明28年(567)から昭和26年(1951)までの山口県における災害記録が編年でまとめられており、風水害などの災害を起こした気象記録を調べることができます。事項ごとに出典となった文献名も記されています。
昭和27年以降については、下記の続編が発行されています。

『気候変動と地域産業との関係及び古気候資料の所在に関する調査』(福岡管区気象台、1987、請求記号:Y451/L 7)p140
古気候資料の所在を把握するため、気候、天気について記述した文書類の所在調査の結果がまとめられており、気候について記述した山口県にある古文書が14点紹介されています。その他、古気候を調べることができる資料として、古木・切り株、古い建物や言伝え、古墳・遺跡なども調査対象となっており、山口県内の所在調査結果が列記されています。

関係する調べ方案内

調べ方案内「山口県の災害について調べる」
山口県の過去の災害についての調べ方をまとめています。あわせてご活用ください。

インターネット情報の最終確認日:2019年7月19日

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