図書館近くの桜の名所一の坂川。桜が見ごろを迎えました。

「桜は花の第一なり。花とばかり言えば桜なり」(千家流伝集)

今では、桜と言えばソメイヨシノが代表とされていますが、古来、日本人の心を捉えていたのは山桜でした。桜の名所、吉野山も山桜の名所です。
和歌の世界で、桜が花の代表として歌われるようになるのは、平安時代以降です。「古今集」になると桜が花の主役として多く歌われています。
また、農耕文化と深く結びついており、花の咲き加減でその年の豊凶を占っていたとも言われています。

今年は、日本からアメリカ・ワシントンへ日米友好親善のシンボルとして桜が寄贈されて100年になります。3年後、感謝のしるしとしてハナミズキが日本へ届けられました。

「みわたせば柳桜こきまぜて宮こぞ春のにしきなりける」(素性法師)

桜に関する資料はこちらです。

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